相手に自分の電話番号を知られずに電話をかけたいとき、最も手軽な方法が、相手の電話番号の前に「184」を付けることです。iPhoneやAndroidの設定を変更して、発信する電話を原則として非通知にする方法もあります。一方、非通知に設定していても、特定の通話だけ番号を通知できる「186」という番号もあります。
ただし、184を付ければ必ず電話がつながるわけではありません。相手が非通知着信を拒否している場合や、利用する回線・端末によって設定方法が異なる場合もあります。2026年10月時点のAppleサポート、GoogleのAndroid公式案内、NTTドコモやソフトバンクなどの公開情報を踏まえ、スマートフォンから固定電話まで、非通知発信の手順、解除方法、仕組み、安全に利用するための注意点を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:1回だけ非通知にするなら「184+相手の電話番号」、番号を通知するなら「186+相手の電話番号」が基本。
- 要点2:iPhoneは「設定」から、Androidは電話アプリの通話設定から変更できる場合がある。固定電話は回線や契約内容も確認する。
- 要点3:相手が非通知着信を拒否していると通話できないことがある。184は発信元を通信事業者から隠す機能ではなく、緊急通報時の位置情報にも注意が必要。
【最短1秒】非通知のかけ方は184を電話番号の前に付けるだけ
非通知で電話をかける最も簡単な方法は、電話アプリのダイヤル画面で「184」に続けて相手の電話番号を入力し、発信することです。特別なアプリをインストールしたり、事前に契約を変更したりする必要は、通常ありません。
例えば、相手の電話番号が「090-1234-5678」の場合、次のように入力します。
18409012345678
番号の先頭に184を付けて発信すると、その通話では自分の電話番号を相手に通知しないよう指定できます。相手側の電話機や回線によって表示は異なりますが、「非通知設定」「非通知」などと表示されるのが一般的です。
184と186はどう使い分ける?
184と186は、発信時に電話番号を通知するかどうかを指定するための番号です。覚え方としては、184が非通知、186が通知と整理すると分かりやすいでしょう。
- 184+相手の電話番号:自分の電話番号を通知せずに発信する。
- 186+相手の電話番号:自分の電話番号を通知するよう指定して発信する。
例えば、普段は電話番号を通知する設定にしていても、ある相手にだけ番号を知らせたくない場合は184を付けます。反対に、端末を非通知設定にしていても、相手に番号を伝えたい場合は186を付けて発信できます。NTTドコモとソフトバンクの公式案内でも、184と186による通話ごとの切り替えが説明されています。
重要なのは、184と186が、通常の発信者番号通知設定よりも優先される仕組みになっていることです。ただし、回線や電話サービスの仕様によって対応が異なる場合があります。特にIP電話や一部の特殊な回線では、契約先の案内も確認してください。
電話帳に登録している相手にも使える?
電話帳に登録済みの相手にも利用できます。連絡先から通常どおり発信するのではなく、ダイヤル画面で184と相手の電話番号を直接入力する方法が確実です。履歴から発信する場合も、184や186を付けて発信できるかどうかは機種によって異なります。
また、184を付ける方法は、あくまでその通話について非通知を指定する方法です。今後の発信すべてを非通知にしたい場合は、iPhoneやAndroidの発信者番号通知設定を変更する方法もあります。
【iPhone・Android・固定電話】非通知設定と解除方法を解説
毎回184を入力するのが面倒な場合は、端末や回線の設定を変更する方法があります。ただし、iPhoneとAndroidでは設定画面が異なり、同じAndroidでもメーカーや電話アプリ、契約している通信事業者によって操作が変わります。
iPhoneで非通知発信にする方法
Appleサポートの案内では、iPhoneの発信者番号を非表示にする設定は、電話アプリに関連する設定画面から操作できます。2026年時点の案内に沿った基本的な手順は次のとおりです。
- 「設定」アプリを開く。
- 「アプリ」をタップする。
- アプリ一覧から「電話」を選択する。
- 「発信者番号通知」をタップする。
- スイッチをオフにする。
これで、対応する回線では発信時に電話番号を表示しない設定になります。メニューの名称や表示位置は、iOSのバージョンによって異なる場合があります。
「発信者番号通知」が表示されない場合は、通信事業者がこの設定を許可していない可能性があります。設定が見当たらないときは、iPhone本体の故障と決めつけず、契約している通信事業者に確認してください。
iPhoneの非通知設定を解除する方法
非通知発信をやめたい場合は、同じ設定画面に戻り、「発信者番号通知」をオンにします。これで、対応する回線では通常の番号通知設定に戻ります。
ただし、発信者番号通知をオンにしていても、発信時に184を付けると、その通話では非通知が優先されます。設定を解除したつもりなのに番号が表示されない場合は、ダイヤルした番号の先頭に184が残っていないかも確認しましょう。
Androidで非通知発信にする方法
Androidでは、電話アプリの通話設定から発信者番号を変更できる機種があります。GoogleのAndroid公式記事では、Googleの電話アプリを使う場合の一般的な手順として、次の流れが案内されています。
- 電話アプリを開く。
- 画面右上のメニュー(縦に並んだ3つの点)をタップする。
- 「設定」を選択する。
- 「通話アカウント」または「通話」を開く。
- 利用中の携帯通信会社やSIMを選択する。
- 「その他の設定」などの項目を開く。
- 「発信者番号」を選び、「番号を非通知」に設定する。
機種によっては「通話設定」「追加設定」「発信者番号通知」など、異なる名称が使われています。また、デュアルSIM対応機種では、発信に使うSIMごとに設定が異なる場合があります。
なお、Googleの電話アプリにある「発信者番号とスパムの番号を表示」という設定は、着信時の発信者識別や迷惑電話対策に関する機能です。自分が発信するときに電話番号を相手へ通知するかどうかの設定とは別なので、混同しないようにしてください。
Androidの非通知設定を解除する方法
設定画面で「発信者番号」を開き、「番号を通知」または「ネットワークのデフォルト」などを選択します。具体的な選択肢は端末や通信事業者によって異なります。
設定項目が見当たらない場合は、184を付けて一時的に非通知発信する方法を利用するか、端末の取扱説明書や通信事業者のサポートで設定方法を確認してください。
固定電話から非通知でかける方法
家庭用の固定電話でも、対応する回線であれば、相手の電話番号の前に184を付けて発信できます。例えば、相手の番号が「03-1234-5678」であれば、「1840312345678」と入力して発信します。
反対に、通常は非通知となる設定や契約を利用している場合でも、対応する回線なら186を付けて番号通知を指定できます。NTT東日本の固定電話関連の案内でも、通常の番号通知、184による非通知、186による番号通知の違いが説明されています。
ただし、固定電話には加入電話、ひかり電話、IP電話、ビジネスフォンなど複数の種類があります。発信者番号通知の初期設定や変更方法は一律ではありません。184や186で切り替えられない場合は、回線の契約先や電話交換機の設定を確認しましょう。
【2026年最新】非通知発信のキャリア別設定と対応を比較
非通知発信の基本となる184・186は、NTTドコモ、au、ソフトバンクなどで案内されている共通の指定方法です。一方、常時非通知にするための設定や、端末側でのメニュー表示、利用できるサービスコードには違いがあります。
| 回線・端末 | 非通知にする方法 | 番号を通知する方法・確認点 |
|---|---|---|
| NTTドコモ | 相手の番号の前に184を付ける。事前設定にも対応。 | 186を付ける。2026年4月現在の公式操作ガイドでは、事前の非通知設定に「1481C#」、通知設定に「1482C#」を案内。Cには4桁のネットワーク暗証番号を入力する。 |
| au | 対応回線で184を付けて発信する。 | 186を付けて発信する。端末の設定にかかわらず、184・186による指定が優先される旨が端末の公式マニュアルに記載されている。 |
| ソフトバンク | 184を付けるか、対応端末の発信者番号通知を「通知しない」に設定する。 | 186を付ける。公式FAQでは、端末設定や発信者番号通知サービスの申込有無にかかわらず、184・186の操作が優先されると案内している。 |
| iPhone | 「設定」→「アプリ」→「電話」→「発信者番号通知」をオフにする。 | 同じ項目をオンにする。項目が表示されない場合は通信事業者に確認する。 |
| Android | 電話アプリの通話設定から「発信者番号」を開き、「番号を非通知」を選ぶ。対応状況は機種によって異なる。 | 「番号を通知」または「ネットワークのデフォルト」を選ぶ。メニュー名や操作手順はメーカー・回線によって異なる。 |
| 固定電話 | 対応回線で相手の番号の前に184を付ける。 | 186を付ける。初期設定や常時通知・非通知の変更方法は契約回線や電話設備によって異なる。 |
表のとおり、キャリア別の大きな違いは、184・186そのものよりも、常時設定の変更方法や端末側の対応にあります。NTTドコモの操作ガイドは2026年4月現在の内容を掲載しており、auの端末マニュアルやソフトバンクの公式FAQでも、184・186による通話ごとの切り替えが説明されています。
ただし、サービスコードや設定画面は、契約プラン、回線の種類、端末の仕様によって利用できない場合があります。特に事前設定用のサービスコードは、対応条件を確認してから操作してください。スマートフォンの機種変更後やSIMの切り替え後に設定が変わった場合も、端末側と通信事業者側の両方を確認するのが確実です。
【仕組みを解説】非通知・公衆電話・表示圏外の違いとは?
着信画面に表示される「非通知」「公衆電話」「表示圏外」は、同じ意味ではありません。いずれも電話番号がそのまま表示されないケースですが、表示されない理由が異なります。
「非通知設定」は発信者が番号を通知しない指定をした状態
相手が184を付けて発信した場合や、発信者番号を通知しない設定を利用している場合、着信側には「非通知設定」などと表示されます。つまり、相手の電話番号が見えない状態です。
ただし、着信画面に番号が表示されないからといって、発信者の身元を通信事業者も把握できないという意味ではありません。184は、相手の電話機などに発信者番号を通知しないよう指定する機能です。電話番号や通話に関する情報が通信事業者側でも一切記録されなくなるわけではありません。
「公衆電話」は公衆電話からの着信を示す
公衆電話から発信された通話では、受信側の電話機や回線が対応していれば、「公衆電話」などと表示されます。発信元が公衆電話であることを示す表示であり、184によって電話番号を隠した携帯電話からの着信とは区別されます。
「表示圏外」「通知不可能」は番号を通知できないケース
国際電話や一部のIP電話などでは、通信経路やサービスの仕様によって発信者番号を通知できず、「表示圏外」「通知不可能」などと表示されることがあります。実際の表示は、電話機や通信事業者によって異なります。
NTTドコモの固定電話関連資料やauの端末マニュアルでも、非通知設定、公衆電話、番号を表示できない通話は区別して説明されています。ただし、表示だけで発信者の個人名や正確な居場所を特定できるわけではありません。
非通知電話の見分け方で重要なのは、表示から分かることと分からないことを区別することです。「非通知」と表示された着信だけを根拠に、特定の人物や組織からの電話だと断定することはできません。
【つながらない原因】相手の非通知着信拒否とトラブル対処法
184を付けて発信しても、相手につながらないことがあります。特に多い原因の一つが、受信側で非通知着信を拒否する設定やサービスを利用しているケースです。
原因1:相手が非通知着信を拒否している
受信側のスマートフォンや通信事業者のサービスが非通知着信を拒否している場合、発信しても自動音声が流れたり、呼び出し音が鳴らずに終了したりすることがあります。
NTTドコモの「番号通知お願いサービス」は、電話番号を通知しない発信者に番号通知を求めるガイダンスを流し、自動的に通話を終了するサービスです。また、端末に搭載された非通知着信拒否機能を使っている場合もあります。
正当な用件で相手に連絡する必要がある場合は、186を付けて番号を通知するか、SMSやメールなど別の連絡手段を利用してください。相手が非通知を拒否しているなら、その設定を回避しようと繰り返し発信するのではなく、相手の意思を尊重することが大切です。
原因2:発信者番号の設定が端末や回線に反映されていない
iPhoneで発信者番号通知の項目が表示されない、Androidで「番号を非通知」を選べない、固定電話で184や186が機能しないといった場合は、端末の設定だけでは変更できない可能性があります。
次の点を順番に確認してください。
- 相手の電話番号を正しく入力しているか。
- 184や186が相手の電話番号の前に正しく付いているか。
- 発信に使っているSIMや回線が想定どおりか。
- 端末の設定が通信事業者のサービス仕様に対応しているか。
- 固定電話の場合、契約回線やビジネスフォンの設定に制限がないか。
設定変更後も改善しない場合は、通信事業者のサポート窓口で、発信者番号通知の契約状態や利用回線の仕様を確認すると原因を絞り込みやすくなります。
非通知の電話を受けたときの対処法
知らない相手から非通知の電話がかかってきた場合、無理に応答する必要はありません。必要に応じて、端末の着信拒否機能や通信事業者のサービスを利用しましょう。
- Android:対応する電話アプリでは、「設定」から「ブロック中の電話番号」などを開き、非通知や不明な発信者を拒否できる場合があります。
- iPhone:不明な発信者のスクリーニングや消音などを設定できます。ただし、連絡先に登録されていない番号を対象にする機能と、非通知着信そのものを拒否する機能は同じではありません。
- 通信事業者のサービス:非通知着信を拒否するサービスや、特定の番号からの迷惑電話を拒否するサービスを確認します。
非通知の着信に応答してしまった場合でも、相手が不明なら氏名、住所、認証コード、口座情報などを不用意に伝えないことが基本です。脅迫や執拗な嫌がらせが続く場合は、着信日時や内容を記録し、通信事業者や警察などの相談窓口に相談してください。
【安全に使うために】非通知にする理由と注意点、利用実態
非通知発信は、相手に自分の電話番号を知らせたくないときに役立つ機能です。一方で、相手側から見ると発信元を確認しにくくなるため、利用する場面や方法には配慮が必要です。
非通知発信が役立つ場面
例えば、個人の携帯電話から一時的な問い合わせをする場合や、今後の継続的な連絡を予定していない相手に電話番号を伝えたくない場合など、番号の開示を必要最小限にしたい場面が考えられます。
こうした用途なら、普段の端末設定を変えずに、必要な通話だけ184を付けて発信する方法が扱いやすいでしょう。電話番号を通知する必要が生じたときは186を付ければよいため、常時設定を切り替える手間もありません。
非通知発信をおすすめできない場面
相手が本人確認を必要としている手続きや、折り返しの連絡が重要な問い合わせでは、非通知発信によって対応が遅れる可能性があります。企業や医療機関などの窓口によっては、非通知着信を受け付けない場合もあります。
また、非通知にしたからといって、通信事業者からも自分の番号を隠せるわけではありません。匿名性を過信せず、相手に連絡する目的に応じて、番号を通知するかどうかを判断することが大切です。
緊急通報では184を付けない
110番、118番、119番などの緊急通報では、184を付けて発信しないでください。ソフトバンクの公式FAQでは、電話番号を通知せずに緊急通報番号へ発信すると、緊急通報受理機関に位置情報が通知されない旨の注意が示されています。
事故や火災、救急などの緊急時は、発信者番号の非通知にこだわらず、通常の方法で通報し、場所や状況をできるだけ正確に伝えてください。
「非通知発信を経験した人は4割近く」という数字の見方
非通知発信の利用実態を紹介する一部のネット記事では、スマートフォン利用者のうち経験者が4割近くに上るという全国調査の数字が取り上げられています。ただし、調査主体、実施時期、回答者数、質問内容などが明確でなければ、2026年の利用率を示す確定的な数値として受け取ることはできません。
利用実態を考えるうえでは、非通知発信を経験したことがある人の割合と、日常的に利用する人の割合を区別する必要があります。1回でも利用した経験があることと、現在も頻繁に使っていることは同じではありません。
非通知機能は、プライバシーを守るための選択肢の一つです。ただし、番号を通知しないことによる不便さや、相手側の着信拒否設定による影響も踏まえ、必要な通話に限って使うのが現実的です。
【非通知かけ方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:184を付けて電話をかければ、必ず非通知になりますか?
A1:対応する回線であれば、その通話について電話番号を通知しないよう指定できます。ただし、回線や電話サービスによって仕様が異なる場合があります。また、非通知にしても通信事業者から発信元情報が一切分からなくなるわけではありません。
Q2:非通知設定にしたまま、特定の相手にだけ番号を通知できますか?
A2:対応する回線であれば、相手の電話番号の前に186を付けて発信することで、その通話に限り番号通知を指定できます。通常の発信者番号通知設定よりも186による指定が優先されますが、回線やサービスの仕様は確認してください。
Q3:非通知の電話が誰からかかってきたのか調べられますか?
A3:着信画面に番号が表示されない場合、通常の電話機能だけで発信者の個人名や電話番号を特定することはできません。非通知着信を拒否する設定や通信事業者のサービスを利用し、嫌がらせや脅迫が続く場合は、記録を残して通信事業者や警察などに相談してください。
まとめ:【プロの結論】失敗しない非通知の判断基準
非通知のかけ方は、相手の電話番号の前に184を付ける方法が基本です。番号を通知したい場合は186を付ければよく、iPhoneやAndroidでは、対応する端末・回線で発信者番号通知の設定を変更することもできます。固定電話についても、対応する回線なら184・186による切り替えが可能です。
一方、非通知発信が相手側で拒否されている場合や、端末・回線の仕様によって設定が利用できない場合もあります。設定を変更する際は、184・186による通話ごとの指定と、端末や回線の常時設定を区別して考えることが重要です。
【プロの結論】一時的に番号を知らせたくないなら184、普段から非通知にしたいなら端末・回線の設定変更、相手に番号を知らせる必要があるなら186という使い分けが基本です。ただし、非通知は発信元を完全に隠す仕組みではありません。相手の受信設定、緊急通報時の位置情報、利用回線の仕様を理解したうえで、プライバシーと連絡の確実性を両立できる方法を選びましょう。 (出典: 非 通知 かけ 方(Yahoo!ニュース))