東京・新宿駅西口から徒歩約1分。細い路地に赤提灯が連なり、焼き鳥やもつ焼きの香りが漂う「思い出横丁」は、戦後の闇市にルーツを持つ飲食街です。高層ビルが立ち並ぶ新宿の一角に、昔ながらの小さな酒場や長屋造りの店舗が集まり、昭和の面影を残しています。
2026年現在も、思い出横丁には老舗の酒場からラーメン店、餃子店まで多彩な飲食店が営業しています。一方、営業時間や定休日、支払い方法、予約の可否は店舗によって異なります。新宿観光振興協会の観光案内と新宿西口商店街振興組合の公式サイトに掲載された歴史・店舗情報をもとに、初めて訪れる人が知っておきたいアクセス、名物グルメ、予算、店選びのポイントを整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- アクセス:JR・小田急線・京王線の新宿駅から徒歩約1分。新宿西口エリアに位置する。
- 歴史と名物:1946年(昭和21年)ごろの闇市が前身。焼き鳥やもつ焼きが街を代表するグルメ。
- 初訪問のコツ:現金を用意し、店舗ごとの営業時間・予算・注文ルールを確認してから入店する。
【2026年最新】思い出横丁はどんな場所?アクセスと現在の様子
思い出横丁の正式な商店街名は「新宿西口商店街」。JR新宿駅西口に近い一角に、飲食店やチケットショップなどが集まっています。新宿観光振興協会の紹介によると、約630坪のエリアに飲食店約60店、飲食店以外も含めて約80店が並ぶ、昭和レトロな雰囲気が特徴のスポットです。
2026年10月時点では、商店街の公式サイトで店舗情報やジャンル別の検索機能が公開されています。公式サイトの更新欄には、2026年10月1日付で「串焼き酒場ぼんず〜絆〜 新宿思い出横丁本店」の店舗情報追加が掲載されています。訪問前に最新の掲載状況を確認すると、店選びがスムーズです。
新宿駅からのアクセス・行き方
最も分かりやすいアクセス方法は、JR新宿駅の西口から向かうルートです。駅前の繁華街を歩けば短時間で到着でき、初めての新宿観光でも立ち寄りやすい立地です。
- JR新宿駅:西口から徒歩約1分
- 小田急線・京王線:新宿駅から徒歩約1分
- 東京メトロ丸ノ内線:新宿駅が最寄りの一つ
- 都営大江戸線:新宿西口駅からアクセス可能
- 西武新宿線:西武新宿駅からも徒歩圏内
新宿駅は改札や出口が多いため、乗り換えや駅構内の移動時間は別に考えておくと安心です。駅に着いたら「思い出横丁」の入口看板を目印に進みましょう。細い路地に店が密集しているため、待ち合わせ場所は横丁の入口付近など、分かりやすい場所に設定するのがおすすめです。
2026年の思い出横丁はどう変わった?
思い出横丁は、昔ながらの酒場が残る一方、現代の観光客や海外からの旅行者にも知られる飲食街になっています。現在の公式店舗一覧には、焼き鳥、もつ焼き、海鮮、中華、ラーメン、餃子など、さまざまなジャンルの店が掲載されています。飲食店だけでなく、外貨両替やチケット販売などの店舗も見られます。
ただし、横丁全体が一つの飲食施設として統一運営されているわけではありません。営業時間、定休日、メニュー、支払い方法は各店舗の判断によって異なります。公式サイトの更新情報が新しくても、個別店舗の詳細ページには過去の更新時点が記載されている場合があるため、価格や営業条件は来店前に店舗へ確認するのが確実です。
【由来・歴史】思い出横丁はなぜ「闇市」から生まれたのか
思い出横丁の魅力を理解するうえで欠かせないのが、終戦直後の新宿の歴史です。新宿西口商店街振興組合の公式歴史紹介によると、前身となった市場が形成されたのは1946年(昭和21年)ごろ。戦争によって焼け野原となった駅周辺に、日用品を扱う露天商や飲食の屋台が集まったことが始まりとされています。
当時の屋台では、おでん、ふかしいも、ゆであずき、天ぷら、佃煮などが売られていました。しかし、火災によって屋台群が焼失。その後、戸板で区切られた露店商のマーケットが形成され、統制経済下の闇市「ラッキーストリート」と呼ばれる市場が登場しました。これが現在の思い出横丁につながる前身です。
もつ焼きが街の名物になった理由
戦後の食糧事情も、現在のグルメ文化に影響を与えました。商店街の公式歴史資料では、1947年(昭和22年)ごろ、ラーメンや今川焼きに使う小麦粉などの統制品に対する取り締まりが厳しくなるなか、統制対象外だった牛や豚のもつを扱う店が増えたと説明されています。
こうした背景から、もつ焼きは横丁を象徴する料理の一つになりました。現在も、焼き鳥やもつ焼き、煮込みを提供する店が数多く営業しています。商店街の公式特集では、昭和22年創業の「宝来家」を、横丁のもつ焼き文化を語るうえでの元祖として紹介しています。
狭い間口の店舗が隣り合い、長屋のように連なる景観も、歴史の名残です。再開発によって街の姿が変わるなか、思い出横丁には戦後の市場を起源とする建物や店舗の構造が残っています。単に古い街並みを再現した観光施設ではなく、飲食店の営業が続くなかで歴史的な景観が受け継がれている点に特徴があります。
1999年の火災が残した教訓
思い出横丁の歴史は、懐かしい雰囲気だけで語れるものではありません。商店街の公式特集によると、1999年11月24日に火災が発生し、横丁のおよそ3分の1が焼失しました。この経験を踏まえ、商店街では防災への取り組みを続けています。
現在も、喫煙可能な店舗内などを除き、敷地内での喫煙には制限があります。細い通路や木造建築が密集する環境では、通行の妨げになる行為や火の取り扱いに注意することが大切です。昭和レトロな景観を楽しむ際も、実際に人々が働き、生活する商店街であることを忘れずに歩きましょう。
【おすすめ店・名物グルメ】焼き鳥、もつ焼きからラーメンまで
思い出横丁で最初に味わいたいのは、やはり焼き鳥、焼きとん、もつ煮込みです。ただし、横丁の楽しみ方は酒場巡りだけではありません。中華料理やラーメン、餃子、うなぎ串など、食べたいものに合わせて店を選べます。
初訪問でチェックしたい店舗
宝来家:商店街の歴史を語るうえで知られるもつ焼き店です。横丁のもつ焼き文化に関心がある人や、歴史ある酒場を訪ねたい人に向いています。
四文屋 思い出横丁店:公式店舗情報では、焼きとんや牛ホルモン焼き、煮込みなどが紹介されています。さまざまな部位の串焼きと煮込みを楽しみたい人に適した選択肢です。営業時間や価格は変更される場合があるため、訪問前に最新情報を確認してください。
ウッチャン:もつ焼きや煮込みを中心に、お酒に合う料理を提供する店として公式店舗情報に掲載されています。横丁らしい酒場の雰囲気と、もつ料理を楽しみたい人に向いています。
岐阜屋:新宿観光振興協会が紹介する老舗の中華居酒屋です。ラーメンや餃子などを味わえるため、焼き鳥以外の料理を楽しみたい人や、食事を中心に横丁を訪れたい人にも選びやすい店です。
鰻 カブト:うなぎ串を味わいたい人が候補に入れたい店です。商店街の公式特集では、部位ごとの串焼きを順に楽しむ独自の注文方式が紹介されています。店ごとのルールを理解してから訪れると、初めてでも戸惑いにくくなります。
店舗選びで失敗しない3つの基準
- 食べたい料理から選ぶ:焼きとん・もつ煮込みなら専門店、中華なら岐阜屋など、料理のジャンルを先に決める。
- 座席と店内の広さを確認する:小さなカウンター中心の店もあれば、比較的多くの席を備える店もある。同行者や人数に合わせて選ぶ。
- 注文ルールを確認する:お通しや席料、最低注文数、利用時間の制限などが設けられている場合がある。入店前に確認すると安心。
なお、公式サイトの店舗一覧には、飲食店以外の施設も含まれています。飲食店だけを探したい場合は、ジャンル検索で居酒屋やその他飲食店を選ぶと効率的です。
【予算・営業時間・支払い】初めて行く前に知りたい実用情報
思い出横丁には統一料金や共通の営業時間がありません。店ごとにメニューや営業形態が異なるため、旅行の計画では横丁全体の目安と個別店舗の情報を分けて考えることが重要です。
| 確認項目 | 目安・特徴 | 訪問前の注意点 |
|---|---|---|
| アクセス | 新宿駅西口から徒歩約1分 | 改札からの移動時間も考慮する |
| 飲食店の数 | 約60店(新宿観光振興協会の紹介) | ジャンルや営業状況は店舗一覧で確認 |
| 予算 | 1軒あたり数千円を目安に計画 | 酒の杯数、料理、席料で変わる |
| 営業時間 | 店舗ごとに異なる | 昼営業、夕方営業、深夜営業などを個別に確認 |
| 定休日 | 店舗ごとに異なる | 無休と案内されている店でも最新情報を確認 |
| 支払い方法 | 現金のみの店とキャッシュレス対応店がある | 現金を用意し、カードやQR決済の可否も確認 |
| 予約 | 横丁全体で一括予約する仕組みではない | 希望する店ごとに予約可否を確認 |
予算は1軒あたりいくら必要?
初めての訪問では、1軒あたり3,000〜5,000円程度を予算の目安として確保すると、料理とお酒を組み合わせやすくなります。軽く食事をするだけなのか、酒を数杯飲みながら串焼きや煮込みを追加するのかによって、実際の支出は変わります。この金額は横丁全店に共通する料金ではなく、注文量を踏まえた計画上の目安です。
店舗の予算情報を比較する際には、グルメサイトの口コミ集計も参考になります。例えば、食べログの四文屋の店舗情報では、口コミに基づく予算帯として2,000〜2,999円が掲載されています。ただし、これは特定店舗の掲載情報であり、2026年の全店の料金を示すものではありません。飲食代に加えて、席料やお通し代が発生する可能性も考慮しましょう。
2軒以上を巡るなら、最初の店で予算を使い切らず、次の店の料理や飲み物に回せる金額を残すのがおすすめです。会計時に慌てないためにも、入店前にメニューの価格帯を確認しておくと安心です。
営業時間と定休日は店ごとに異なる
横丁全体に共通する開店・閉店時間はありません。昼から営業する店もあれば、夕方以降の営業が中心の店もあります。休業日も店舗ごとに異なるため、特定の料理を目当てに訪れる場合は、公式店舗情報や店舗への問い合わせで営業状況を確認してください。
観光情報では、夕方から夜にかけて混雑しやすい時間帯として18〜20時ごろが挙げられています。人気店で食事をしたい場合は、混み合う時間を避けて早めに訪れるか、複数の候補を考えておくと柔軟に対応できます。
現金は必要?予約はできる?
思い出横丁では、現金を用意しておくことをおすすめします。商店街の公式特集では、2021年4月時点で現金のみの店舗が全体の約6割を占めていたと紹介されています。この数字は当時の情報であり、2026年現在の比率を示すものではありませんが、現金対応の必要性を考えるうえで参考になります。キャッシュレス決済を利用したい場合は、店舗ごとの最新の支払い方法を確認しましょう。
予約についても、横丁全体で一括して予約するのではなく、個別の店に確認する必要があります。予約を受け付ける店もあれば、予約不可の店もあります。食べログでは四文屋 思い出横丁店が予約不可と案内されていますが、これは同店の情報です。少人数での飲み歩きなら、予約の有無にかかわらず候補店を複数考えておくと安心です。
【ゴールデン街との比較】初心者が思い出横丁を楽しむ方法
新宿の飲み屋街として思い出横丁とよく比較されるのが、新宿ゴールデン街です。どちらも戦後の新宿にルーツを持つ飲食街ですが、立地や店の構成、楽しみ方には違いがあります。
新宿観光振興協会や新宿ゴールデン街商店街振興組合の歴史紹介を踏まえると、思い出横丁は新宿駅西口近くで焼き鳥やもつ焼きなどを食べる酒場巡りに向き、ゴールデン街は新宿駅東側の歌舞伎町周辺で、個性豊かな小規模バーを巡る楽しみ方に向いています。
思い出横丁がおすすめの人:串焼きや煮込みを食べたい人、駅から近い場所で短時間に飲食したい人、戦後の市場に由来する街並みを体験したい人。
ゴールデン街がおすすめの人:個性的なバーや店主との会話を楽しみたい人、店ごとに異なる酒や文化的な雰囲気を味わいたい人。
もちろん、どちらの街にも多様な店舗があるため、この違いは大まかな傾向です。料理を中心に選ぶのか、バーの雰囲気や会話を中心に選ぶのかを決めると、訪問先を選びやすくなります。
初めての人におすすめの回り方
初訪問なら、最初から何軒も巡ろうとせず、まず1軒で料理と雰囲気を楽しむ方法がおすすめです。以下の流れなら、店選びに迷いにくくなります。
- 1軒目:焼き鳥、焼きとん、もつ煮込みなど、食べたい料理が明確な店を選ぶ。
- 2軒目:余裕があれば、中華料理やラーメン、うなぎ串など別のジャンルに挑戦する。
- 帰る前:会計や忘れ物を確認し、混雑した路地では周囲の通行を妨げないように移動する。
店内は狭い場合があり、隣の客との距離が近いこともあります。大人数での利用や、ゆったりとした個室で過ごすことを重視する人には、店舗選びが重要です。また、仲通りの店舗では共同トイレを利用する場合があります。商店街の公式特集でも、初めて訪れる人に向けて共同トイレや現金決済などの特徴が紹介されています。
写真撮影にも配慮が必要です。商店街の公式撮影規約では、区域内での撮影や取材に事前申請・許可が必要とされています。旅行中の記念撮影でも、店内や他の客を無断で撮影しないこと、通路をふさがないことを心がけましょう。
【思い出横丁】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:思い出横丁は何時に行くのがおすすめですか?
A1:初めてなら、目当ての店の営業時間を確認したうえで、混雑のピークを避けて早めに訪れる方法がおすすめです。夕方から夜はにぎわいやすく、特に人気店では待ち時間が発生する場合があります。
Q2:思い出横丁の予算はいくらですか?
A2:計画上の目安として、1軒あたり3,000〜5,000円程度を想定すると、料理とお酒を組み合わせやすくなります。ただし、注文内容や席料によって異なります。店舗のメニューと支払い条件を事前に確認してください。
Q3:思い出横丁は現金なしでも楽しめますか?
A3:キャッシュレス決済に対応する店舗もありますが、現金のみの店もあります。現金を用意し、カードやQRコード決済が使えるかは入店前に確認するのが安心です。
まとめ:思い出横丁を楽しむための判断基準
思い出横丁は、新宿駅西口から徒歩約1分というアクセスの良さと、戦後の闇市に由来する街並み、焼き鳥やもつ焼きなどの名物グルメを同時に楽しめる飲食街です。1946年ごろに形成された市場の歴史は、現在の店舗構成や料理文化にもつながっています。
2026年の訪問では、公式店舗一覧で候補を選び、営業時間、定休日、メニュー、支払い方法を個別に確認することが大切です。現金を用意し、店ごとの注文ルールや撮影への配慮を意識すれば、初めてでも落ち着いて楽しめます。
食事を中心に楽しみたいなら思い出横丁、個性的なバーを巡りたいならゴールデン街というように、目的に合わせて選ぶのも一つの方法です。歴史ある街並みを眺めるだけでなく、今も営業を続ける店で食事を楽しむこと。それが、思い出横丁を訪れる醍醐味です。 (出典: Yahoo!ニュース 芸能・エンタメ)