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2026年10月26日 更新
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相模湖貯水率は今どうなっている?2026年最新の水位・平年比と渇水リスクを徹底解説

目次
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    2026年10月25日時点で相模湖貯水率を確認するなら、国土交通省関東地方整備局が公表する相模川水系の最新データが重要です。確認できた最新の公表値は2026年10月23日午前0時現在の81%。相模ダムの貯水量は3,252万立方メートルで、同資料の平均値に対する割合は98%となっています。

    2026年春には、神奈川県内のダムで深刻な少雨による貯水量の減少が発生し、相模川水系の3湖合計貯水量は過去最低を記録しました。その後、降雨と水系間の連携によって回復しています。現在の貯水率を正しく理解するには、相模湖単独の数値だけでなく、宮ヶ瀬湖・津久井湖・丹沢湖の状況、過去10か年平均との比較、洪水期と非洪水期の違いまで確認する必要があります。

    📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
    • 最新の相模湖貯水率:2026年10月23日午前0時時点で81%、貯水量は3,252万立方メートル。
    • 平年との比較:相模ダムの平均値に対する割合は98%。相模川水系3ダム合計では81%、平均値比101%です。
    • 渇水リスク:春の危機的な水不足からは回復していますが、今後の降雨、流入量、放流量、4湖全体の貯水状況を継続して確認することが大切です。

    【最新データ】相模湖貯水率は81%、貯水量は3,252万立方メートル

    相模湖貯水率
    【画像】相模湖 貯水 率 関連ショット

    国土交通省関東地方整備局の「相模川水系」に掲載された2026年10月23日午前0時現在のデータでは、相模ダムの有効容量は4,019万立方メートル、貯水量は3,252万立方メートル、貯水率は81%です。

    ここでいう相模湖とは、相模ダムによって形成された貯水池を指します。貯水率は、貯水量を運用上の有効容量で割って算出する割合です。ダムの総貯水容量に対する割合とは異なるため、異なる資料を比較するときには、分母となる容量の定義をそろえる必要があります。

    同じ10月23日午前0時時点で、相模川水系を構成する3ダムの状況は次のとおりです。

    • 相模ダム(相模湖):貯水量3,252万立方メートル、貯水率81%。
    • 城山ダム(津久井湖):貯水量4,863万立方メートル、貯水率90%。
    • 宮ヶ瀬ダム(宮ヶ瀬湖):貯水量1億4,261万立方メートル、貯水率78%。

    3ダムの合計貯水量は2億2,376万立方メートルで、合計貯水率は81%です。国土交通省の同資料における平均値に対する割合は101%となっています。つまり、3ダム全体では比較対象の平均水準をわずかに上回っていますが、個々のダムでは貯水率に差があります。

    なお、相模湖の水位については、神奈川県の「かながわの水がめ」で確認できる2026年10月17日時点の公表値が、標高EL165.02メートルです。これは10月23日の貯水率とは観測日が異なるため、同時刻の数値として混同しないよう注意してください。

    【水系別比較】相模川・酒匂川の貯水量一覧を正しく読む

    相模湖貯水率
    【写真】相模湖 貯水 率 近影・注目カット

    神奈川県の水道水を支えているのは、相模川水系と酒匂川水系の2つの水系です。県の説明によると、この2水系で県内の水需要の9割以上をまかない、そのうち相模川水系が約6割を占めています。

    そのため、相模湖だけの貯水率が高いか低いかを見るだけでは、神奈川県全体の水不足リスクを十分に判断できません。城山ダム、宮ヶ瀬ダム、酒匂川水系の三保ダムを含め、複数の水源を合わせて確認する必要があります。

    国土交通省関東地方整備局が公表した2026年10月23日午前0時現在の数値をまとめると、次のようになります。

    ダム・集計対象有効容量貯水量貯水率平均値に対する割合
    相模ダム(相模湖)4,019万m³3,252万m³81%98%
    城山ダム(津久井湖)5,403万m³4,863万m³90%110%
    宮ヶ瀬ダム(宮ヶ瀬湖)1億8,300万m³1億4,261万m³78%99%
    相模川水系3ダム合計2億7,722万m³2億2,376万m³81%101%

    出典:国土交通省関東地方整備局「相模川水系」。貯水量は速報値であり、今後の整理によって修正される場合があります。平均値に対する割合は、同資料が示す平成27年から令和7年までの平均値との比較です。

    酒匂川水系の三保ダムについては、神奈川県の「かながわの水がめ」で別途確認できます。同サイトで公表された10月17日時点の貯水率は72%、貯水量は3,918万7,000立方メートルでした。同日時点の4湖合計貯水量は2億5,767万立方メートル、貯水率は78%、平年比は100%です。これらは10月23日の相模川水系の数値とは更新日が異なるため、同一時点の比較値として扱わないことが大切です。

    このように、相模川水系と酒匂川水系では貯水状況が異なることがあります。片方の水系で水が減っても、もう一方の水系から取水する量を調整することで、全体の水供給を支える仕組みが整えられています。

    【過去10か年平均との比較】2026年春の渇水からどう回復したのか

    相模湖貯水率
    【資料】相模湖 貯水 率 報道・メディア記録

    2026年の相模湖貯水率を理解するうえで欠かせないのが、春に発生した渇水です。神奈川県が2026年10月22日に更新した「令和8年春期渇水に係る『かながわの水がめ』の状況と対応」によると、2025年夏以降、県内のダム上流域では顕著な少雨傾向が続きました。

    2026年に入っても貯水量の減少は続き、3月25日午後12時時点では、相模湖・津久井湖・宮ヶ瀬湖の3湖合計貯水量が約8,000万立方メートル、貯水率29%に低下しました。これは宮ヶ瀬ダムが完成した2001年以降で過去最低の水準でした。

    各湖の最低貯水率も厳しい状況を示しています。県の資料では、津久井湖が10%、相模湖が53%、丹沢湖が32%でした。相模湖単独の数値だけを見ていると、県全体の水源がどれほど厳しい状態だったかを見誤る可能性があります。

    その後、6月の台風6号や台風7号・8号の影響による降雨などで貯水量が回復しました。神奈川県企業庁は6月8日に渇水対策本部を解散し、東京都への分水量の減量措置も6月9日に解除。酒匂川水系への水源振替は6月29日に終了しました。

    過去10か年平均との比較にも注意が必要です。神奈川県の「かながわの水がめ」でいう平年比は、同日付の過去10か年平均との比較です。たとえば平年比100%なら、比較対象となる過去10か年平均と同程度の貯水量を意味します。ただし、貯水率そのものが100%という意味ではありません。

    また、平均値は比較の基準であり、今後の水不足を予測する数値ではありません。平年比が100%でも、雨が少ない状態が長く続けば貯水量は減少します。逆に、貯水率が低めでも、まとまった降雨や水源間の調整によって改善する場合があります。

    降水量の推移も重要です。神奈川県が公表した相模川水系の月別降水量資料では、2026年9月の城山ダム上流域の降水量は596.7ミリで、2016~2025年の10か年平均263.1ミリに対して227%でした。一方、同資料の10月分は10月9日時点で1.5ミリにとどまっています。10月の値は月途中の集計であり、その後の降雨を含まないため、月全体の降水量とは区別して読む必要があります。

    【貯水率が変わる理由】洪水期と非洪水期で数字が変わる仕組み

    ダムの貯水率は、湖に実際にたまっている水の量だけで決まるわけではありません。貯水量を割り算する際の基準となる有効容量が、ダムの運用時期によって変わることがあります。

    神奈川県の説明によると、洪水調節機能を持つ城山ダム、三保ダム、宮ヶ瀬ダムでは、台風や大雨による洪水が起きやすい洪水期と、それ以外の非洪水期で、水を貯められる容量が異なります。

    • 津久井湖:洪水期は6月1日から10月15日、非洪水期は10月16日から5月31日。
    • 丹沢湖:洪水期は6月15日から10月15日、非洪水期は10月16日から6月14日。
    • 宮ヶ瀬湖:洪水期は6月16日から10月15日、非洪水期は10月16日から6月15日。

    洪水期には、大雨で流入量が急増した際に洪水を調節できるよう、一定の容量を空けておきます。非洪水期に移ると、運用上の貯水容量が変わり、同じ貯水量でも貯水率の表示が変化する場合があります。

    2026年10月16日には、国土交通省の相模川水系の資料でも、貯水率の計算に用いる有効容量が常時満水容量へ移行したことが示されています。したがって、10月15日以前と10月16日以降の数字を比較するときは、季節による容量の変更が反映されているかを確認する必要があります。

    貯水率が上昇したからといって、必ずしも水そのものが同じ割合だけ増えたわけではありません。季節の切り替えによる分母の変更と、降雨などによる貯水量の増減を分けて考えることが、正確なデータ分析につながります。

    【流入量・放流量と水位】リアルタイム情報で見るべき指標

    相模湖貯水率の変化を詳しく把握するには、貯水率に加えて貯水位、流入量、放流量を確認する必要があります。神奈川県企業庁の「かながわの水がめ」では、相模ダムの諸量表・諸量グラフを通じて、これらの情報を確認できます。公表データは速報値で、過去数日間の推移を追うことも可能です。

    それぞれの指標が示す意味は異なります。

    • 貯水位:水面の標高を示します。EL165.02メートルなら標高165.02メートルという意味で、湖底からの水深を表す数値ではありません。
    • 貯水量:ダムに蓄えられている水の体積です。相模ダムの2026年10月23日時点では3,252万立方メートルでした。
    • 流入量:上流からダムへ流れ込む水の量を、通常は立方メートル毎秒で示します。
    • 放流量:ダムから下流へ流す水の量を、通常は立方メートル毎秒で示します。発電放流やゲート放流など、設備による違いにも注意が必要です。

    一般的には、流入量が放流量を上回る状態が続けば貯水量は増えやすく、放流量が流入量を上回れば減りやすくなります。ただし、取水や運用上の調整も関係するため、短時間の流入量・放流量だけで貯水率の先行きを判断することはできません。

    国土交通省の10月23日午前0時現在の資料では、相模ダムの前日補給量はプラス53万立方メートルでした。これは前日と当日の貯水量の差から算出される指標で、プラスの場合はダムに蓄えた水を川に流している状況を示します。リアルタイムの流入量や放流量そのものとは別の指標です。

    宮ヶ瀬ダムの水位や貯水率、放流量については、国土交通省関東地方整備局の相模川水系広域ダム管理事務所が公開するリアルタイム情報やアニメーション水位情報で確認できます。ダムごとに管理主体やデータの更新方法が異なるため、比較するときは観測日時と単位をそろえることが重要です。

    【2026年の渇水リスク】相模湖の取水制限は起こるのか

    2026年春の状況を振り返ると、神奈川県は相模川水系の貯水量を温存するため、酒匂川水系への水源振替や東京都への分水量の減量などを実施しました。県の公表資料では、東京都への分水量を日量約22万立方メートルから約11万立方メートルへ50%減らす措置が、3月5日に始まっています。

    県は、これらの対策によって約1億2,700万立方メートルの水を温存できたと説明しています。対策を行わなかった場合、相模川水系3湖の貯水量は2026年4月上旬ごろに底をついていた可能性があったとされています。実際には降雨と水系間の連携によって回復し、県民への節水の呼び掛けや給水制限を実施することなく春期渇水を乗り切りました。

    一方、神奈川県が示す水系間連携の仕組みでは、少雨が続くと相模川水系の取水量を減らし、酒匂川水系の三保ダムからの取水量を増やします。さらに貯水状況が悪化した場合は連携を段階的に強化し、酒匂川水系の水も減れば連携を緩和・中断する仕組みです。それでも状況が悪化する場合には、川からの取水を減らす段階へ進みます。

    2026年10月23日時点では、相模川水系3ダムの貯水率は81%、平均値に対する割合は101%です。この数値だけから、直ちに取水制限が迫っていると判断することはできません。ただし、貯水率は天候や運用によって変わるため、今後の少雨が長期化すれば状況の再評価が必要になります。

    渇水リスクを見極める際は、次の3点を確認すると判断しやすくなります。

    • 貯水率と平年比の両方:貯水率が高くても、過去の同時期と比べて低い状態が続いていないか確認します。
    • 複数の水系の状況:相模湖だけでなく、津久井湖・宮ヶ瀬湖・丹沢湖を含めた水源全体の貯水量を見ます。
    • 行政の対応状況:水源振替、分水量の調整、渇水対策本部の設置、取水制限に関する公式発表を確認します。

    貯水率の数字が低いという理由だけで、すぐに断水や給水制限が始まるわけではありません。実際の対応は、各ダムの貯水状況、今後の降雨見通し、水需要、関係機関による水運用などを踏まえて決定されます。

    【相模湖貯水率】に関するよくある質問(FAQ)

    Q1:相模湖貯水率の現在の数値は何%ですか?
    A1:国土交通省関東地方整備局の公表値では、2026年10月23日午前0時時点で81%です。貯水量は3,252万立方メートル、平均値に対する割合は98%となっています。リアルタイムの更新状況を確認するときは、観測日時にも注意してください。

    Q2:相模湖の貯水率が急に変わるのはなぜですか?
    A2:降雨による流入量の増減、放流や取水の調整に加え、洪水期と非洪水期の切り替えによって計算上の有効容量が変わることがあるためです。水量そのものの変化なのか、容量の変更によるものなのかを分けて確認する必要があります。

    Q3:2026年に相模湖で取水制限が行われる可能性はありますか?
    A3:将来の取水制限の有無は、貯水率だけでは断定できません。2026年春には深刻な渇水が発生しましたが、降雨と水源間の連携によって回復し、節水の呼び掛けや給水制限を実施せずに乗り切りました。今後は貯水量の推移、降雨状況、神奈川県や関係機関の公式発表を確認してください。

    まとめ:相模湖貯水率は平年比・水系全体・運用時期で判断する

    2026年10月25日時点で確認できた最新の公表値では、相模ダムの貯水率は10月23日午前0時時点で81%、貯水量は3,252万立方メートルです。相模川水系3ダム合計の貯水率は81%で、平均値に対する割合は101%となっています。

    2026年春には、相模川水系3湖の貯水率が29%まで低下する厳しい渇水が発生しました。しかし、水系間の連携や分水量の調整、降雨によって貯水量は回復しています。この経緯は、現在の貯水率だけでなく、過去の推移と行政の対応を合わせて見ることの重要性を示しています。

    相模湖の水不足リスクを継続的に確認するなら、神奈川県企業庁の「かながわの水がめ」、相模川水系広域ダム管理事務所のリアルタイム水位情報、神奈川県の渇水対策に関する公表資料を確認するのが基本です。貯水率、平年比、貯水位、流入量、放流量を同じ観測時点で照合し、季節による容量変更も踏まえて判断することが、2026年の水源状況を正しく理解するためのポイントです。

    主な参考資料:国土交通省関東地方整備局「相模川水系」「相模川水系広域ダム管理事務所」、神奈川県「令和8年春期渇水に係る『かながわの水がめ』の状況と対応」「少雨時の『水系間の連携』のしくみ」、神奈川県企業庁「かながわの水がめ」「相模川水系 月別降水量・貯水量」。 (出典: 相模湖 貯水 率(Yahoo!ニュース))

    松本 陽菜 (Hina Matsumoto)

    情報を整理して届けることが得意なWebディレクター。ユーザー視点に立った記事作成を目指しています。